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製品化事例

発明から生まれた製品・サービスの事例

溶液重合を用いたポリマー材料「Fluxflow」

東北大学材料科学高等研究所の藪浩教授は、ムール貝の接着現象に着想を受け、フッ素元素を含有しない代替分散剤の開発に成功しました。積水化成品工業株式会社様(以下、積水化成品工業様)はこの技術を導入し、独自の溶液重合技術を用いて実用化に向けた研究開発を進め、新たな機能性ポリマーとして「Fluxflow(フラックスフロー)」をラインアップに加えました。

健康リスクや環境残留期間が長いことへの懸念などから、近年欧州を中心に PFAS※の規制対象が広がっており、フッ素系界面活性剤を代替する非フッ素系分散剤が工業的に求められています。「Fluxflow」は、この代替ニーズに応える新たな分散剤として使用することができ、PTFE 粒子の高濃度水分散体を実現できます。本製品の詳細およびお問い合わせ先については、積水化成品工業様のプレスリリースをご覧ください。

溶液重合を用いたポリマー材料「Fluxflow」

※PFAS 規制:PFAS は有機フッ素化合物の総称で、半導体や EV など多様な分野に幅広い用途で使われてきましたが、同時に人体への有害性も指摘されおり、製造や使用が禁止されるなど、欧州を中心に規制が進んでいます。

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