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発明案件

弘前大学技術
整理番号:K13-001

前立腺癌のマーカー:C2GnT1

前立腺癌の悪性度や予後のほか、前立腺肥大症との識別も可能です!

概要

 前立腺特異抗原(PSA)は前立腺がん(Pca)の診断に用いられる血中マーカーである一方、前立腺肥大症(BPH)患者血中でも検出されるため、PcaかBPHかの判断が困難な測定値領域が存在する。  本発明は、PSA分子に付加され、がんの転移などに関与するO-グリカンの生合成にかかわるコア2β1,6-N-アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼ1(C2GnT1) をマーカーとする、Pcaの悪性度とその予後、並びにBPHの識別方法に関する。

前立腺癌のマーカー:C2GnT1

効果

・C2GnT1を特異的に認識するモノクローナル抗体を用いた染色により、Pcaの悪性度が判断できる。
・前立腺摘出手術の患者を対象とすると、病理組織染色においてC2GnT1が陽性の場合、予後が悪い。
・液性試料(前立腺マッサージ尿)を用いると、BPH患者由来の試料の場合、C2GnT1は陰性である。

知的財産データ

知財関連番号 : 特許第6183880号
発明者    : 大山 力、米山 徹、飛澤 悠葵、畠山 真吾
技術キーワード: 医薬(リサーチ・ツール)を含む






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