TOP > 発明案件 > K23-008

発明案件

弘前大学技術
整理番号:K23-008

歩行特性評価システム

場所や時間に縛られず、三次元歩行特性を評価可能!

概要

 運動機能と認知症の関連性が指摘されており、その指標の一つとして歩行速度の調査が行われている。また、医療現場で実施される歩行計測では、歩行障害の診断・評価に有効と考えられる歩行パラメータの収集が行われており、これらを解析することで、歩行障害の診断や治療効果の判定を効果的に行うことができる。
 従来の歩行評価方法として、ストップウォッチや歩数計、ビデオカメラ等を用いた計測方法があるが、いずれも一歩毎の特性を、場所や歩行距離に拘束されずに評価することは困難であった。その他の従来法に、慣性センサを用いて、つま先の加速度を積分して歩行特性を評価する方法がある。
 しかしながらこの手法では、前方歩行にしか適用できないという課題があった。
 本発明は、被験者の足に装着できる小型軽量のセンサを用いて、一歩ごとの足爪先の3次元軌跡を生成する方法に関する。また、3次元軌跡から、歩数、歩幅、歩調、歩行速度、足爪先と歩行面との距離、および足爪先の振り上げ角度の各3次元歩行特性を評価可能である。

歩行特性評価システム

従来法より高い精度で歩行特性を取得可能!

歩行特性評価システム

応用例

・健康診断
・リハビリ、怪我予防、インソールの開発 など

関連文献

[1]佐川貢一,島元健,つま先装着型慣性センサによる通常および最大速度 での10m歩行時間の推定,臨床バイオメカニクス,44,153-157,2023
[2]Koichi Sagawa, Kensuke Ohkubo, 2D trajectory estimation during free walking using a tiptoe-mounted nertial sensor, Journal of Biomechanics, 48(10), (2015) 2054-2059

知的財産データ

知財関連番号 : 特許第5421571号
発明者    : 佐川 貢一
技術キーワード: 歩行評価







発明案件一覧に戻る

ページトップへ