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発明案件

弘前大学技術
整理番号:K23-016

尿路上皮癌の診断バイオマーカー

尿路上皮癌特異的な血清IGのN結合型糖鎖変異を発見

概要

 本発明は、血清イムノグロブリン(Ig)N結合型糖鎖構造変異による尿路上皮癌診断バイオマーカーに関する。
 尿路上皮癌(膀胱癌および腎盂・尿管癌)の診断は尿細胞診、画像診断、侵襲を伴う膀胱鏡、尿管鏡下生検によって行われている。しかし感度、特異度ともに十分ではなく、早期に尿路上皮癌を検出可能で非侵襲的な新規マーカーが望まれている。
 そこで発明者らは尿路上皮癌特異的な糖鎖変異を同定し、関連糖鎖をスコア化することで高い精度で疾患を検出できることを明らかにした(右図)。また、レクチンアレイにより上部尿路上皮癌を判別可能な2種類のレクチンを同定、血清採取から解析まで全行程を4時間で完了可能とした。
【従来技術に対する優位性】
・血清マーカーのため、膀胱鏡検査より低侵襲的。
・尿細胞診の診断精度を遥かに凌駕する診断精度。AUC > 0.9
尿路上皮癌の早期診断マーカーとして利用を想定

尿路上皮癌の診断バイオマーカー

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・標準物質(糖鎖変異Ig)の作製技術をお持ちの企業様 
・標準物質(糖鎖変異Ig)の作製技術をお持ちの企業様
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知的財産データ

知財関連番号 : 特許6948704
発明者    : 大山 力、米山 徹、飛澤 悠葵、畠山 真吾
技術キーワード: 診断、糖鎖、尿路上皮癌







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