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発明案件

東北大学技術
整理番号:T04-171

高抵抗器用鉄合金

高い比抵抗値150μΩ・cm以上 及び±200ppm/℃の範囲内の温度係数を有し、加工性、耐熱性に優れた材料

概要

 近年、計測器 、精密電源、電気自動車などの高性能化に伴い、精密抵抗材料、特に高い比抵抗値・優れた温度特性、加工性を有する抵抗材料の開発が望まれている。例えば、計測器、電気自動車などに使用される巻線型抵抗器に使用する場合、抵抗を大きくするために線径を非常に細くしなければならず (φ0.02mm程度)、巻き作業中に断線してしまうという問題がある。高い比抵抗(μΩ・cm)と小さい抵抗値温度係数(ppm/ ℃)とを兼ね備えた 鉄合金(特許2922989 参照)も存在するが、40重量%以上のNiからなる合金であり、複雑な加工工程が必要で、比抵抗値も150μΩ・cm以下であり改善の余地がある。
 本発明の鉄合金は、比抵抗値を150μΩ・cm以上にさせることができ、また±200ppm/℃の範囲内の温度係数を有し、加工性、耐熱性に優れた材料であることを特徴とする。

高抵抗器用鉄合金

効果・応用例

●応用例
・計測器、精密電源、電気自動車等内の抵抗材料

知的財産データ

知財関連番号 : 特開2006-219728
発明者    : 石田 清仁、貝沼 亮介、須藤 祐司、海野 玲子
技術キーワード: 材料






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