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発明案件

東北大学技術
整理番号:T05-011

自然免疫阻害剤

内因性抗菌物質(DIPTERICIN)の発現を阻害する化合物

概要

 媒介昆虫は、ウイルスや細菌、原虫などの病原体を媒介する。昆虫により媒介される病原体は、農作物や畜産物、ヒトにも感染し、大きな問題となっている。媒介昆虫は、病原体に対して免疫をもっているため、媒介昆虫自体が死滅することなく、病原体を拡散させ、被害を拡大させる。 
 本発明の化合物は、昆虫の唯一の防御機構である自然免疫経路を阻害する。即ち、本発明の化合物は、媒介昆虫の病原体に対する防御機能を阻害することで、媒介昆虫を駆除し、媒介昆虫による病原体の拡散を防止することができる。

化合物及び効果

自然免疫阻害剤

効果・応用例

<効果> 
 本発明の化合物は、ショウジョウバエにおいて、内因性抗菌物質(Diptericin)の発現を抑制した。
<応用例>
 ☆ 昆虫駆除剤 ☆ 農薬 ☆ 研究用試薬

知的財産データ

知財関連番号 : 特許第4852697号
発明者    : 大島 吉輝、倉田 祥一朗、菊地 晴久、上田 和則
技術キーワード: 農学、食品






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