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発明案件

東北大学技術
整理番号:T07-135

がん細胞運動およびがん細胞浸潤抑制剤

がん細胞の運動能・浸潤能を活性化を阻害するモノクローナル抗体

概要

 PAR1(Proteinase activated receptor 1)は7回膜貫通型受容体であり、転移性がん細胞のほとんどで発現している。本発明はPAR1のN末端細胞外領域の切断を阻害し、がん細胞の運動能・浸潤能を抑えるモノクローナル抗体に関する。

本発明にかかる抗体のがん細胞運動抑制効果

がん細胞運動およびがん細胞浸潤抑制剤

本発明にかかる抗体のがん細胞浸潤抑制効果

がん細胞運動およびがん細胞浸潤抑制剤

効果・応用例

 PAR1の細胞外領域N末端の切断は、MMP1(Matrix metalloproteinase 1)が当該サイトに結合することで行われていることが知られている。本発明にかかる抗体は、MMP1存在下でのN末端切断を阻害し、結果細胞運動および浸潤を抑えることができた(図参照)。
 また、本発明にかかる抗体を産生するハイブリドーマをSCIDマウスに注入することで、高純度・高収量で採取することが可能である。
<応用例>
・当該抗体を含むがん細胞運動/浸潤抑制剤
・当該抗体のがん細胞運動/浸潤のメカニズム研究のためのリサーチツールとしての活用

知的財産データ

知財関連番号 : PCT/JP2009/55479
発明者    : 権田 幸祐
技術キーワード: 医薬(リサーチ・ツール)を含む






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