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発明案件

東北大学技術
整理番号:T08-078

排ガス浄化用触媒およびその製造方法

優れたCO酸化性能と高度な触媒活性を両立

概要

 従来から、多孔性金属は排ガス浄化触媒の分野に利用されてきた。この多孔性金属として、孔の内部に更に1段以上の孔が形成されている孔が含まれる多孔性金属薄膜が知られている。また、1次粒子の粒径が200nm以下の金属微粒子が複数個集まり、接触部分が融着して形成された孔径1μm以下の多孔性金属粒子が開示されている。しかし、従来の多孔性金属は排ガス浄化用触媒として利用した場合、十分な触媒活性を有するものではないという課題があった。

 本発明によって、COの酸化性能に優れ、十分に高度な触媒活性を有する排ガス浄化用触媒およびその触媒の製造方法を提供することが可能になった。本発明は、特定の金属とAlとを含有する合金を得た後に、その合金からAlを溶出させることにより、中心細孔直径が微小な細孔を有する多孔性金属が得られることができる。また、本発明の中心細孔の直径は1~15nmであることを特徴とする。このような中心細孔直径を有する多孔性金属を備える排ガス浄化用触媒は、高度な触媒活性を有することが確認された。

排ガス浄化用触媒およびその製造方法

本発明の多孔性金属はCO転化率が高いことが確認された

排ガス浄化用触媒およびその製造方法

応用例

・排ガスを浄化する際の酸化触媒

知的財産データ

知財関連番号 : 特許5162404   
発明者    : 蔡 安邦、亀岡 聡
技術キーワード: ポーラス体、材料、環境、排ガス処理







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