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発明案件

東北大学技術
整理番号:T10-086

新しいてんかんモデルラット

任意のタイミング、ほぼ100%の確率でてんかん発作を誘発

概要

 従来の動物てんかんモデルとして薬物投与、金属投与、視覚/聴覚光刺激、脳電気刺激、あるいは遺伝子改変によるてんかん発症などが知られているが、発症までの時間が長い、再現性が悪い、死亡率が高いなどの欠点が指摘されている。本発明では、光受容性タンパク質「チャネルロドプシン2」を導入したTGラットへ光刺激誘発を行うことで、従来 の欠点を克服したてんかんモデルラットを提供することができる。

刺激部位におけるてんかん発作誘発率(左)及び遺伝子導入の有無における発作誘発率(右)

新しいてんかんモデルラット

てんかん治療薬(DZP)を投与した場合のてんかん発作誘発率(左)と発作持続時間(右)

新しいてんかんモデルラット

効果・応用例

<効果> 
・誘発直後にほぼ100%の確率でてんかん発作を誘発可能
・急性及び慢性実験中の死亡率はほぼ0%
<応用例>
・抗てんかん薬のスクリーニング
・てんかん発作の生成機序への研究

知的財産データ

知財関連番号 : WO2013/038666
発明者    : 大沢 伸一郎、岩崎 真樹、虫明 元、八尾 寛、 富永 悌二、古澤 義人
技術キーワード: 医薬(リサーチ・ツール)を含む






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