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発明案件

東北大学技術
整理番号:T12-139

スーパーキャパシタ用電極

高比容量特性(約580F/g)と良好なサイクル特性(3000回以上)を達成

概要

 従来のMnO2等の電極では、高速な酸化還元反応の影響によって、金属酸化物電極の繰り返しの寿命は、サイクルによる酸化層の活性な層の体積的な変化による電極の機械的な劣化によって制限され、高容量と長寿命を有している厚いMnO2層等による電極が得られないという課題があった。
 本発明によって、導電性が向上できる活物質を有し、コンデンサの比容量を高くできる酸化物構造体を提供することが可能になった。本発明は、Au/Ag/Cuの何れかの金属合金からなり、厚さが0.5~40mmの多 孔質金属層と、多孔質金属層の両面に配設され厚さが0.1~5mmの岩塩構造を有している厚さが数nmの薄い複数シートからなるMnO2層とを含んでいることを特徴とする。このように、Au/Ag/Cuのような金属の 多孔質金属層の両面に酸化物を形成することにより、MnO2層の導電性の増強が図れる。本発明によって、スーパーキャパシタやリチウムイオン電池等のための遷移金属からなる酸化物の容量特性を改善することができる。

スーパーキャパシタ用電極

スーパーキャパシタの性能

スーパーキャパシタ用電極

応用例

・スーパーキャパシタ
・リチウムイオン電池

知的財産データ

知財関連番号 : 特許第6179049号
発明者    : 陳 明偉、康 建立、藤田 武志、平田 秋彦
技術キーワード: 材料







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