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発明案件

東北大学技術
整理番号:T13-074

過敏性腸症候群の病態バイオマーカー

尿中のバイオマーカーで、非侵襲的で簡便、迅速かつ正確な診断可能

概要

 過敏性腸症候群(IBS)は、強い緊張、不安、ストレス等に起因して惹起されるストレス性消化器疾患であり、ストレス社会とも 例えられる現代において注目されている疾患の一つである。IBSの症状は腹痛、腹部不快感、下痢や便秘、ガス過多による下腹 部の張りなどで、詳しい検査で身体的異常が見つけられず、神経内科的な問診による診断によるため、医師によって判断が異な ることが少なくない。
 本発明はIBS患者と健常者の尿サンプルをLC/MS で測定し、統計解析にてp<0.05を満たしている有意なピーク及び比を抽出した。その結果、健常者と比較して、IBS患者は1.5~2倍程度の数値が高くなる化合物群を同定した。本化合物は、IBSバイオマーカーとしての活用を期待できる。

IBSバイオマーカーの一覧及び代表例化合物の比

過敏性腸症候群の病態バイオマーカー

知的財産データ

知財関連番号 : 特許第6713723号
発明者    : 福土 審ら
技術キーワード: 過敏性腸症候群、診断







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