東北大学技術
整理番号:T13-160
炭素材料の製造方法
比較的低温な環境で、多量の炭素材料を生成
概要
ナノカーボンをはじめ、炭素材料を生成する方法として、CVD法や電気化学法が知られている。CDV法では、炭素を供給する物質を分解するため、高温下で炭素材料を生成する。また、電気化学法では、CDV法に比べ低い温度での炭素材料の生成が可能となる。しかし、電気化学法だと、炭素材料の生成量が微量であるという課題がある。
本発明によって、比較的低温において、多量の炭素材料を生成することが可能になった。本発明の製造方法では、温度が100℃以上であり、圧力が1気圧より大きく、溶質が炭素化合物である水溶液から電気化学
法を用いて炭素材料を生成することを特徴とする。生成される炭素材料は、ダイヤモンドライクカーボン、カーボンナノチューブ、グラフェン、ダイヤモンドおよびフラーレンの少なくとも1つを含む構成とすることができる。本発明
によって比較的低温においても、多量の炭素材料を生成することができるようになる。
アモルファスカーボンやグラフェンが生成された
応用例
・太陽電池、二次電池
・工具、機械部品、建築材料
・自動車・航空機
知的財産データ
知財関連番号 : 特許第6059670号
発明者 : 本間 格、笘居 高明
技術キーワード: Carbon、graphene、DiamondLikeCarbon、DLC