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発明案件

東北大学技術
整理番号:T14-105

自閉症スペクトラムマーカー

父親の検体を検査することで、子供の自閉症スペクトラム発症率を予測できる。

概要

 自閉症スペクトラム障害とは、社会的相互交渉の質的異常、コミュニケーションの質的異常、および興味の限局と反復的行動のパターンを特徴とする発達障害群であり、子供を持ったときの父親の年齢が高いほど子供の自閉症スペクトラム障害罹患率が高いと報告されている。本発明者らは、野生型父マウスの月齢が高いほど仔マウスにおけるH3K79me3のメチル化レベルが高いこと、同レベルが高いほど自閉症スペクトラム障害モデルマウスのモデル行動とされている超音波発生(USV)の減少が著しいことを確認した。

本発明の実施例

自閉症スペクトラムマーカー

効果・応用例

 親マウス(雄)のH3K79me3を採取し、ウェスタンブロット法によってメチルレベルを測定した結果、親マウス(雄)の月齢とH3K79me3 のメチル化レベルはほぼ比例関係にあった。次いで、親マウス(雄)に由来する仔マウスの生後6日目のUSVを測定した結果、親マウス(雄)のH3K79me3のメチル化レベルが高いほど、仔マウスのUSVの回数が減ることを確認した。

知的財産データ

知財関連番号 : WO2016/080416
発明者    : 大隅 典子、吉崎 嘉一
技術キーワード: 医薬(リサーチ・ツール)を含む






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