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発明案件

東北大学技術
整理番号:T15-073

セルロースナノクリスタルボール

表面処理をしていないため活性が高く、再分散性に優れる樹脂フィラー

概要

 鋼鉄より軽く強靭な性質を有するセルロースナノファイバー(CNF)やセルロースナノクリスタル(CNC)は、無機材料に代わる樹脂フィラーとして期待されている。一方、CNFよりも低アスペクト比(強固)で結晶性が高いCNCの方が樹脂フィラーに好適にもかかわらず工業生産に向けた研究開発が進んでいない。本発明で提供するCNCボールの製造方法は、良溶媒中で微結晶セルロースを粉砕した後、貧溶媒に置換するだけの簡便・容易な手法である。この手法で得られるCNCボールは水への再分散性に優れていることから、特別な処理を施さなくとも樹脂フィラーとして用いるために必要な表面修飾処理等の加工を簡便に行える。

CNCボールの特性 

セルロースナノクリスタルボール

応用例

・樹脂フィラー 
・高プロトン伝導性電解質膜用材料
・水の電気分解用隔膜用材料
・薬剤担持(支持)体

知的財産データ

知財関連番号 : 特許第6731593号 
発明者    : 荒木 潤, 有田 稔彦
技術キーワード: 化学、材料







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