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発明案件

東北大学技術
整理番号:T16-036

高効率なMnSi系熱電材料

マンガンケイ化物系熱電変換材料で従来比約2倍の出力因子を実現

概要

 従来のマンガンケイ化物系の熱電材料MnSixは、熱電特性や耐熱衝撃 性に優れており、例えば、熱電特性の一つである出力因子S 2 σ(ここで、Sはゼーベッ ク係数、σは電気伝導度)として、最大で、500℃のとき、2.22mW/K 2 mが得られている。
 しかし、これらでは材料中にM nSi(マンガンモノシリサイド)が、MnSixのc軸方向に数十ミクロン周期で層状に析出し、これが材料の性能指数Z(出力因子S 2 σを熱伝導度κで割ったもの)を低下させる原因となっている。
 本発明は、MnSiの層状析出を抑制し、より熱電特性に優れた熱電材料および熱電材料の製造方法を提供する。

高効率なMnSi系熱電材料

層状析出を抑制

高効率なMnSi系熱電材料

代表的な熱電変換材料である鉛・テルル系に匹敵する性能

高効率なMnSi系熱電材料

応用例

・熱電変換 
・廃熱回収

関連文献

[1] NEDO,「マンガンケイ化物系熱電変換材料で従来比約2倍の出力因子を実現」2016年12月1日

知的財産データ

知財関連番号 : 日本国出願番号2017-074104
発明者    : 宮﨑 讓、林 慶、湯葢 邦夫、濱田 陽紀、佐藤 美嘉
技術キーワード: 環境、エネルギー、材料






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