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発明案件

東北大学技術
整理番号:T16-069

動体可変型ファントム、放射線治療計画作成方法およびプログラム

画像変形技術を用いた線量合算の精度評価が可能

概要

 近年、がん患部の位置を正確に把握し、ピンポイントで放射線を照射できる放射線照射装置の開発が進み、高精度な治療を行うことが可能になった。その治療計画の作成には、4D-CT等で得られた画像 を用いた位置合わせである非剛体レジストレーション(DIR)が使用されることが多い。今後もDIRの使用拡大が予想されるが、DIRの結果得られる画像の精度及び、計算される合算線量の精度には議論の余 地がある。
 上記課題を解決するために、発明者らは、あたかも患者の臓器のように複雑な動きが可能で、アクリル製マーカーや線量計を挿入可能な動体可変型ファントムを考案した。
 本発明により、画像変形技術を用いた合算線量分布の評価が可能となる。治療計画を再作成する症例や、過去と現在の治療で一部照射野が重複するような症例で、正確な線量分布評価が可能となる。こ れらの効果により、治療成績の向上及び副作用の低減が期待される。

3次元的に患者臓器の動きを再現する[1]

動体可変型ファントム、放射線治療計画作成方法およびプログラム

応用例

・非剛体レジストレーション
・放射線治療

関連文献

[1] Sugawara Y, Kadoya N, et al. “Development of a dynamic deformable thorax phantom for the quality management of deformable image registration”, Phys Med. 2020 Sep;77:100-107.

知的財産データ

知財関連番号 : 特許第6347568号
発明者    : 角谷 倫之
技術キーワード: 非剛体レジストレーション、DIR、放射先治療







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