東北大学技術
整理番号:T16-106
球状黒鉛鋳鉄の半凝固鋳造方法
微細で均一なダクタイル鋳鉄の製造方法
概要
近年、自動車用部品はCO2排出量削減・低燃費化の観点から軽量で強靭な球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)の開発が進められている。また、製造コスト削減の観点から、ダクタイル鋳鉄を生産性の高いダイカストで行う
取り組みがされてきた。従来の金型鋳造では、チルの発生を抑制するために熱処理を行う必要性があった。また、製造した球状黒鉛鋳鉄の球状黒鉛の個数は少なく、強度や伸びなどの機械的特性が充分に得られなかった。
本発明はフリー窒素によるチル化抑制技術と、半凝固鋳造技術を組み合わせることで、熱処理を行わないアズキャストの状態で、球状黒鉛をより一層超微細化・均一化させたダクタイル鋳鉄を得ることが可能になった。
特徴・効果
応用例
・自動車
・産業用機器
知的財産データ
知財関連番号 : 特許第7220428号
発明者 : 板村 正行、糸藤 春樹、安達 充
技術キーワード: ダクタイル鋳鉄、鋳造、半凝固