東北大学技術
整理番号:T17-068
新規Ptシリサイドナノ粒子
市販のPt/C触媒より高い活性を持つ新規触媒
概要
燃料電池電極触媒は、現行白金(Pt)を用いた材料やPtとその他の貴金属(Ni,Co,Pd等)の合金が用いられている。しかしながら現行の材料は高価という課題がある。一方で代替材
料であるPtと安価な材料(カーボン等)の合金も活性効率の向上が必要という課題を有していた。
本発明は資源量が豊富であるケイ素(Si)に注目し、ドライプロセスを経てPtとSiの合金ナノ粒子を作製することで前記課題を解決するものである。さらに、開発したPtとSiの合金ナノ粒子
は市販のPt/C触媒に対し2.5倍の触媒活性を示すといった特徴があるため、燃料電池の電極触媒の代替材料として期待される。
性能・特徴等
応用例
・燃料電池用電極触媒材料⇒ Pt使用料低減、特性向上
・半導体デバイス用電極材料
・高耐食性皮膜、表面改質⇒ 強酸に耐える極薄膜
知的財産データ
知財関連番号 : 特許第7162336号
発明者 : 和田山 智正、轟 直人、高橋 俊太郎
技術キーワード: ナノ粒子、白金代替材料 、燃料電池、電極代替