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発明案件

東北大学技術
整理番号:T18-019

飲み込み型センシングデバイスに適用可能な電池技術

導電性ポリマーを用いて胃酸で発電する電池の負極材料を提供する

概要

 近年、胃酸を電解質として利用する電池の開発が進められている。しかし、従来技術では、Znなどの負極材料の標準電極電位が、標準水素電極電位より卑であるため、発電時に胃酸が電気分解して水素が発生して しまうという課題があった。また、その水素が負極表面に吸着し、発電電位や発電容量といった電池性能が短時間で低下し、安定した発電を継続しえないという課題も抱えていた。
 本発明により、水素発生を抑制可能な負極材料を提供することが可能となった。この負極材料は、標準水素電極電位より卑である金属等から成る負極粉末と、導電性ポリマーとを含んでいることを特徴とする。電極反応 後に形成される水素ラジカルは、負極粉末の周辺に導電性ポリマーが存在することにより吸収され、水素発生の抑制に効果を発揮する。その結果、電池性能低下が改善され、安定した発電が可能な電池開発の道が拓か れた。

飲み込み型センシングデバイスに適用可能な電池技術

負極特性(定電流放電試験)

飲み込み型センシングデバイスに適用可能な電池技術

効果・応用例

・飲み込み型センシングデバイスの電源(例. 胃酸電池)
・飲み込み型センシングデバイスの電源
・二次電池の安価な負極
・リチウムイオン電池の代替品

知的財産データ

知財関連番号 : 特許第6656697号
発明者    : 本間 格
技術キーワード: 飲み込み型デバイス、摂取型デバイス、胃酸電池







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