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発明案件

東北大学技術
整理番号:T18-477_T20-579

貼る注射「マイクロニードルポンプ」

流れを発生するマイクロニードルが薬やワクチンの高速注入を可能に

概要

 痛みを感じない短針が多数並んだマイクロニードルは、美容分野で急速に普及し、さらにリモート医療の要であるセルフメディケーション(自主服薬)や簡易ワクチン投与への利用拡大が期待されている。しかし、薬剤やワクチンをマイクロニードルに塗布(もしくは内包)して皮膚刺入後に溶出させる従来の方法では、注入量と注入速度に制限があった。発明者らは、多孔性のポーラスマイクロニードル(PMN)を開発し、電気で「流れ」(電気浸透流)が発生する性質を付与することによって、電気式の貼る注射「マイクロニードルポンプ」による多量・高速の注入、および皮下組織液の高速採取を可能にした。

貼る注射「マイクロニードルポンプ」

バイオ発電PNMパッチによる経皮電気浸透流

貼る注射「マイクロニードルポンプ」

応用例

・ 薬剤や美容成分の経皮投与用DDS 
・体液サンプリング

関連文献

[1] Nat. Commun., 12, 658 (2021)
[2] Adv. NanoBiomed Res. 2021, 2100066

知的財産データ

知財関連番号 : 再表2020/179850, 特願2020-195309
発明者    : 西澤 松彦, 吉田 昭太郎, 阿部 博弥ら
技術キーワード: 化学、医療機器、福祉機器







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