東北大学技術
整理番号:T19-076
乱数発生ユニット及びコンピューティングシステム
常温環境下で量子アニーリングに匹敵する演算能力
概要
量子アニーリングの研究が昨今盛んに行われているが、基本的な動作環境としては超伝導(極低温)下であり、量子ビットの接続といった複雑なシステム構成を要する。また、確率的な出力信号を発生する固体素子でMRAMにも用いられる磁気トンネル素子(MTJ)の研究も注目されている。本技術はMTJの特性を生かし、量子アニーリングより遥かに簡便で、実質的に量子アニーリングと同レベルな確率的情報処理を行うコンピューティングシステムを提供する。
性能・特徴等
効果
MTJを用いることで、常温環境下でありながら、量子アニーリングに匹敵する演算処理能力を発揮
知的財産データ
知財関連番号 : JP2019-124113
発明者 : 深見 俊輔、大野 英男ら
技術キーワード: P-bit、常温、確率論的コンピュータ、スピントロニクス