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発明案件

東北大学技術
整理番号:T19-678

生分解性ポーラスマイクロニードル

生分解性と通液性と機械的強度を兼ね備えたマイクロニードル

概要

 通液可能な流路を備えたマイクロニードルは、低侵襲的な経皮投薬や体液採取を行うために使用されている。発明者らは通液性を高めたポーラスマイクロニードル(PMN)の開発において、生分解性や皮膚刺入に必要な機械的強度を持たせるために、生分解性ポリマーと溶解性ポリマーを組み合わせたPMNを作製した。

【効果】
・PLGAで作製したPMNを界面活性剤とカルボキシメチルセルロース(CMC)で修飾することにより濡れ性と機械的強度が向上する。
・ブタ皮膚の経皮電気抵抗は、PLGA-PMNをブタの皮膚に挿入することにより1/10に低下する。

生分解性ポーラスマイクロニードル

濡れ性・機械的強度・経皮抵抗

生分解性ポーラスマイクロニードル

応用例

・薬剤や美容成分の経皮投与用DDS 
・体液サンプリング

関連文献

[1] Macromol. Mater. Eng. 2021, 306, 2100171

知的財産データ

知財関連番号 : 特願2020-116647  
発明者    : 西澤 松彦, 阿部 博弥
技術キーワード: 医療機器、福祉機器、化学







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