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発明案件

東北大学技術
整理番号:T19-849

ニ酸化チタン着色粒子

毒性のある遷移金属を含まないカラフルな酸化チタン顔料

概要

 遷移金属化合物は多彩な色を示すことで知られている。この特性を利用して、酸化チタンに遷移金属イオンを添加することにより、様々な色の酸化チタンを作成することが可能であるものの、遷移金属に由来する生体毒性を回避することが難しく、ヒトに使用する顔料としては利用が難しかった。
 本発明では、遷移金属を含まず、白色、黄色、赤色、グレー、緑色、紫色、黒色、肌色等、様々な色を有する酸化チタン無機顔料を実現した。 
 これにより、生体毒性が課題となる化粧品分野等での酸化チタン顔料の新規応用が期待される。

ニ酸化チタン着色粒子

処理方法により、多様な色を実現可能

ニ酸化チタン着色粒子

応用例

・化粧品顔料
・無毒性が求められる無機顔料

関連文献

[1] Jingdi Cao, Yusuke Asakura, and Shu Yin, B/N Anions Co-doped Multi-crystalline TiO2 and Its Photocatalytic Activity, PACRIM13 October 27 - November 1, 2019 
[2] Jingdi Cao, Yusuke Asakura, Takuya Hasegawa, Shu Yin, Synthesis and Photochemical Performance Evaluation of Colorful Three Phases,公益社団法人日本セラミックス協会 2020年年会, 2020
[3]カラフルな酸化チタン無機顔料の創製と化粧品材料としての機能評価Cosmetology』第30号(2022年発行)

知的財産データ

知財関連番号 : 出願番号2020-130912 
発明者    : Yin Shu, Cao Jingdi, 朝倉 裕介, 長谷川 拓哉
技術キーワード: 化粧品、顔料、光触媒、酸化チタン、abroad







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