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発明案件

東北大学技術
整理番号:T20-033

コロナウィルス感染症の治療剤

生体由来タンパク質の少量の経気道投与で新型コロナウイルス侵入と肺障害を軽減する

概要

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による新型コロナウイルス感染症(COVID19)に対する予防・早期の治療薬開発が望まれる。本発明はSARS-CoV-2の細胞侵入に必要とされるACE2・TMPRSS2(膜タンパク質)の発現を抑制する物質Stanniocalcin-1(STC1)に関する。
  ・有効性:Bleomycine肺障害誘導マウスに、 STC1を1回のみ経気道投与し、Day3及びDay14に肺を摘出してACE2・TMPRSS2の発現量を測定した。その結果、 STC1はACE2・TMPRSS2の発現を抑制することが明ら かとなった(図1)。 以前の研究より、STC1の抗線維化・抗炎症作用を有することがわかっている(関連文献1)。つまり、 STC1はCOVID19のウイルス細胞内侵入、肺障害、サイトカインストームを同時に抑制し得る。
  ・安全性: STC1は生体由来であり、経気道投与を用いればウイルスの全身移行を抑制できること、0.1mg/kgの少量投与でも効果があることにより、安全性は高いと予想される。 この投与量はヒトの吸入療法に置き換えても現 実的な量である。

コロナウィルス感染症の治療剤

STC1の経気道投与は肺障害を抑制すると同時にCOVID19関連分子の発現を抑制する

コロナウィルス感染症の治療剤

応用例

・COVID19の予防剤、重症化を防ぐ治療剤

関連文献

1. 特許第5946191号
2. Am J Respir Crit Care Med 2023;207:A2216

知的財産データ

知財関連番号 : WO2022/004054
発明者    : 大河内 眞也、兼平 雅彦、岡田 克典、黒澤 一
技術キーワード: COVID19、SARS-CoV-2







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