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発明案件

東北大学技術
整理番号:T20-3118

誘電率の測定装置及び方法

リークの大きいサンプルやナノサイズのサンプルの誘電率を測定可能

概要

 誘電体は、各種の電子機器に利用されている。近年の電子機器の小型化により、電子機器に用いられる誘電体が微細化する傾向にある。このため、微細なキャパシタ構造の誘電率を精度よく測定することができる技術の開発が望まれている。また、微細なキャパシタ構造ではない場合でも、誘電体によってはリークパスと呼ばれる局所的に導電率が高い領域の存在によって、通常の電極対(例えば直径100μm以上)から構成されるキャパシタ構造のインピーダンス測定を通じて誘電率を決定することが困難となることがある。
 このようなリークパスを有する誘電体に対しても誘電率の測定を可能とする一つの方法として、電極サイズを極端に小さく(例えば、1μm以下)し、リークパスの存在位置を避けながら静電容量計測を行なう方法も考えられる。しかしながら、キャパシタ構造が微細になると、寄生容量の影響が相対的に大きくなり、誘電体の静電容量を正確に測定することが難しくなるため、誘電率を精度よく測定することが困難となる。
 本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、微小領域の誘電率を精度よく測定することができる誘電率の測定方法に関する。

誘電率の測定装置及び方法

本発明で実現が期待されること

誘電率の測定装置及び方法

応用例

・誘電体の誘電率計測

知的財産データ

知財関連番号 : PCT/JP2021/043448   
発明者    : 平永 良臣  糸矢 祐喜
技術キーワード: 誘電率測定







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