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発明案件

東北大学技術
整理番号:T21-012

入出力遮断機構

直動運動での逆入力を遮断することが可能

概要

 従来、入力側から出力側に力を伝える動力の伝達機構では、外部から過大な力を受けた時、逆入力が出力側から入力側にまで伝達されてしまい、入力部側の構造が破壊されるという問題があった。そこで、入 力側と出力側とを遮断する、通常ロック式と通常フリー式の2種類の機構が開発されている。しかし、これらの機構は回転運動に対するものであり、直動運動での逆入力を遮断する機構の開発が求められている。

 本発明によって、比較的簡単な構造で、直動運動での出力側からの逆入力を遮断することができる入出力遮断機構を提供することが可能になった。本発明は、フレーム部と、スライド部と、スライド部の固定状態と開放状態とを切替えができる切替部が設けられいる。本発明は、固定時に固定状態から開放状態に切替可能に、また、開放時に開放状態から固定状態に切替可能に構成されている。これによって比較的簡単な構造で、出力側からの逆入力を遮断し、入力部側の構造が破壊されるのを防ぐことができる。

フレーム部がスライド部に対して移動可能になっているため、出力側からの逆入力を遮断できる

入出力遮断機構

応用例

・ロボットハンドやロボットアームの関節部
・ブレーキシステム、ギア

知的財産データ

知財関連番号 : 特開2022-186400
発明者    : 多田隈 建二郎、渡辺 将広、恩田 一生、西城 直人、釼持 優人、昆陽 雅司、田所 諭
技術キーワード: Rotary、linear







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