TOP > 発明案件 > T21-330

発明案件

東北大学技術
整理番号:T21-330

シンチレータ材料

既存シンチレータを凌駕する高密度を有するシンチレータ結晶を提供する

概要

 X線、γ線、α線、β線、中性子線などの検出器には、シンチレータが用 いられる。特に、高密度を有するシンチレータの結晶体は、a)高い放射線阻止能を有する、b)有効原子番号が大きい、c)密度が大きい、と いった特性を有する。こうした高密度の既存シンチレータ材料では、PbWO4単結晶が広く用いられているが、検出器のさらなる性能アップや環 境に配慮した非鉛化のため、新規のシンチレータ材料が希求されている。

 本発明は、発明者らの保有する優れた結晶育成技術を駆使した結果、既存シンチレータ材料を越える新規材料を提供することを可能にするものである。一般に、高密度なシンチレータ材料は高融点であることが知られて いるが、結晶育成の困難さが克服して本発明を完成させるに至った(下図はその一例)。現在は、当該結晶体の量産製造に向けた大口径化技術の開発中である。

シンチレータ材料

透過スペクトル

シンチレータ材料

応用例

・チェレンコフ検出器
・宇宙線用放射線検出器
・医療機器に使用される放射線検出器

関連文献

[1]本特許技術に関連する論文は現在執筆中

知的財産データ

知財関連番号 : PCT出願済(未公開)
発明者    :横田 有為、須田 貴裕、吉野 将生、鎌田 圭、吉川 彰、 堀合 毅彦
技術キーワード: ScintillatorCrystals、CherenkovDetector、RadiationDetector







発明案件一覧に戻る

ページトップへ