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発明案件

東北大学技術
整理番号:T22-225

硫黄酸化物除去材

簡便な処理を施し、未利用アルミニウムドロスから実用的材料を創出し、新規用途を開拓する

概要

 アルミニウムの需要は世界的に伸長すると期待されており、生産量の拡大がはかられているが、アルミニウムの生産プロセスではドロスと呼ばれる副産物の大量発生が避けられない。アルミ資源の効率的活用の観点からドロスは鉄鋼向けの副資材として活用されているが、鉄鋼向けとして品質が満たないドロスの増加や鉄鋼副資材需要の低減により、ドロスの新たな用途開発が切望されている。

 本発明は、アルミニウムドロスの諸物性に着目し、未活用アルミニウムドロスの新たな用途を簡便な処理方法で見出した。具体的には、硫黄酸化物除去材としての用途を提供する。未活用アルミニウムドロスの利用が促進されることで、アルミニウム産業副産物リサイクルと有害ガス除去を同時解決し、持続可能な社会の実現に貢献すると期待される。

性能・特徴等

硫黄酸化物除去材

応用例

・硫黄酸化物除去材
・硫化水素除去材

関連文献

[1]仲鉢優臣, 平木岳人, 三木貴博, 長坂徹也: ”アルミニウムドロスの水処理生成物を用いた気相中硫化水素除去”, 第32回廃棄物資源循環学会研究発表会講演原稿 pp.165-166 (2021)
[2]平木岳人, 泉雄介: “アルミニウムドロスのサステナブルリサイクルに向けて”, アルミニウム, 30(116), pp.7-10 (2023)

知的財産データ

知財関連番号 : 国際出願番号 PCT/JP2023/004620
発明者    : 平木 岳人、仲鉢 優臣
技術キーワード: AluminiumDrossRecycling、SulfurOxideRemover、HydrogenSulfideRemover







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