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発明案件

東北大学技術
整理番号:T24-030

ナノ粒子の分布測定装置

ナノ材料の挙動をリアルタイムに観察可能にする計測技術を提供する

概要

 ナノ粒子が高濃度に分散したナノフルイド(ナノ粒子/溶媒混合系)や高分子ナノコンポジット材料(ナノ粒子/高分子混合系)など,近年革新的機能を有するナノ材料が盛んに研究されており,その応用分野は導電性ナノインク,太陽電池,センサーなど多岐に渡る。太陽電池をはじめとし,ナノ材料を薄膜として応用する場合が多いが,ナノ材料の基板への塗布・薄膜化プロセスにおいては、その塗布液膜形状や内包されたナノ粒子の挙動を精密に観測する技術が求められている。
 本発明は、基板上のナノフルイド(ナノ粒子/溶媒混合系)や高分子ナノコンポジット材料塗布液(ナノ粒子/高分子/溶媒混合系)の液膜の形状や液膜内ナノ粒子の分布・濃度の同時計測を可能にするものである。例えば、当該装置を工場等の製造ラインに組み込むことで、プロセスモニタリングが可能になる。加えて、基板上ナノフルイド液滴の挙動を理解するための数理モデルの構築にも成功している(参照:T24-027)。

ナノ粒子の分布測定装置

時系列的な観察結果

ナノ粒子の分布測定装置

応用例

・ナノ粒子を含むナノ材料プロセスの観察装置 
・電池やプリンテッドエレクトロニクスの製造現場における検査装置
・ナノフルイド
・高分子ナノコンポジット

関連文献

[1] 庄司衛太,相澤啓太,琵琶 哲志,「基板上ナノフルイドの液膜厚さとナノ粒子濃度の同時計測光学系の開発」,第67回理論応用力学講演会,(2024).

知的財産データ

知財関連番号 : 特願2024-077320
発明者    : 庄司 衛太
技術キーワード: ナノフルイド、 高分子ナノコンポジット、測定装置、 検査装置、 同時計測







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